このレビューはネタバレを含みます
もっと長くても良いと思った。
主人公の感情にもっと近づきたかった。
感情の起伏が無い主人公にとって
宇宙飛行士はある意味適職だけど
恐れも思いやりも
他人にも興味がなく人間らしさがない。
そんな主人公の心の変化を見守っていく。
主人公が父の手を取ろうとした時に、手を引っ込めて警戒してる父の姿が野生動物(猿)みたいだった。
長い年月、43億キロ離れた宇宙にいた父の退化(あるいは進化なのか？進化ではないか)の途中を表してるようだった。
邪魔者を全員排除して取り憑かれたように知的生命体を探し続ける姿は本当に父親だったのか。
父との決別
これは人間の進化の物語？
そう考えると面白い。
あと、近未来を想定してるから宇宙開発が今より進んでいて普通に月に行けたり
ブランケットと枕が超高かったり
月でも資源を巡った争いが頻繁に起こっているのは悲しいけど人間の行いだなーと納得してしまう。
謎だったのは爆破を利用して地球に帰還するけど、いくらなんでも地球に着くのが早い気がした。
