地球、月、火星までの星間飛行が可能なSF世界線。
人と親密に関わることを恐れていた主人公が宇宙の孤独な旅、理不尽な任務を経て心を人との関わり方を省みる。
主人公はことある度に心理検査を受けるが、始…
無音の宇宙が映すのは、心の深淵だった。
人類が宇宙へと進出した未来、宇宙という究極に冷たい舞台で「生きるとは何か」を突きつけられる旅だった。
幻想的な銀河の風景に心奪われる一方で、「そこに何もな…
アド・アストラはバックボーンを具体的に示さなかったり、あらゆる事象の描写が一人称視点であったり、徹底して当事者的に描かれている。
当事者として作品にコミットする時、物語は与えられていない。おそらく人…
作品を観た動機はシンプルだった。
「ブラッド・ピットを観たかった」──それと、「宇宙が大好きだから」。大好きな海王星をじっくり眺められたのは良かった。
でも、正直なところ、期待していたほど面白くは…
ブラピの演技が圧倒的で画面に引き込まれる。無機質かつ自分の夢優先だった男が、大切な人を、ちゃんと大切にするための感情を手に入れる様子を見事に演じきってたと思う。
結局最後まで夢から離れられなかった父…
未来宇宙に対しての現実的な想像を感じた。
希望をもって宇宙進出するも、宇宙には生命体はなく美しい惑星をいくら観測しても命はない。主人公の父は地球外生命体を狂信的に追い求め、家族を捨て、仲間を失い、孤…
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