まずこのSF映画にはゼログラビティの様なサバイバルに対するリアルさが無い。
他のキャラクターは熾烈な宇宙空間とトラブルの中でバタバタ死んでいくのに主人公は死ぬどころかハッピーエンド…
2001年宇宙の旅や地獄の黙示録が比較されるのは部分的にわかるけれど、そんな傑作じゃないから期待値上げない方がいい。
影響を受けているだけの全くの別物です。
猿のCGは酷いし、主人公に対するコントラストかのように他の人間はあっけなく死ぬ。
冷静で的確な判断をする人間なのに、あんなに沢山のナレーションで随一精神状態を語られると設定が崩れてしまうし、薄っぺらな人間にしてしまう。
ファーストマンの様にもっと人物を掘り下げて、観客が寄り添えるように効果的な精神描写をしてもらえないと。
ブラピの演技や表情は悪くないけど、ストーリーとか、演出とか、色々残念な作品。
