宇宙を舞台にした映画に何を求めているかで感想が違うかも。
海と宇宙って似ていると思う。深ければ深いほど色んな俗事から引き離されて解放されて、さらに進んで行くと完全な静寂と孤独が待っていて。死と隣り合わせだからこそ生について全身全霊で向き合わざるを得なくなる…のかなと。
だからこの映画がとても内向的で哲学的で、人の命の在り方について考える映画であることは説得力があると思う。
内向的な物語だからこそ、あの壮大で美しい星々や宇宙船も対比としてよく映えている気がする。
その中に単体アクシデントを混ぜていくもんだからいくつか突っ込みどころもあるけれど、全体的には好きでした。
ブラピの演技が終始好きだったし、冒頭のアクシデントシーンは画面的にもとても面白いシーンだった。