このレビューはネタバレを含みます
今回のアナベルは個人的に良かった~。
初代は『誰も4なない』ってところに意外性を感じて好きだった。
前作の「死霊人形の誕生」が、『女子がキャーキャー騒いでるだけ』って感じだったのであまり好みではなく、今回のに手を出すまでにちょっと時間がかかったんだけど。
一番良いと思った点は、アナベルを解放してしまう悪ガキ役のダニエラの行動にちゃんと"理由"があったこと。
自分の運転で父が4に、その父と話したかった…
こんなの、誰が責められます?
演出もなかなか凝ってるのが多くてココも良かった。
冒頭の車が故障して月明りを頼りに地図を見るシーン、カメラワークの誘導でその地図の後ろに霊がいるかのように錯覚させるのイイですね。
特定の限定的なシチュエーションの中で、うまい手法だと思います。
あとはジュディがアナベルを投げつけた後の、色が変わっていく中で大きくなってく影のシーン、アレめっちゃ印象的ですね。
夜になり、死霊たちが活性化して大暴れするシーンはまさに全員集合!感があってまるでお祭り騒ぎ!『CABIN』っぽくてなかなか好きであります。豪華ですね~。
助けに入ってスルーされるタマありボブ、最後アナベルを封印する際いつの間にかいつもの服に戻ってたダニエラ、とかちょっとしたツッコミどころはあるものの、ほど良く怖くていい作品でした。
あとフェリーマン?の犠牲者たち?がいる部屋に誘おうとしてる時のアナベルの王者の貫禄よ。