タイトルのカッコよさは優勝。
荒唐無稽さはあらかじめ受け入れたうえでも(というか鑑賞前はむしろ自分好みの設定だと思ってたんだけど)SF描写のダサさ加減がノイズで2時間キツかった。
「そういう真面目な映画じゃないよ」と言われそうではあるけど、腐ってもSFなんだから最低限ちゃんとやってくれないと没入感を阻害される。
作った人がどうとかよりも、実力・評価の揃った監督でさえSFを撮ろうとするとふざけて茶化さないと形にできないこの国のSF事情に落胆する。
というか現代日本がもう十分ディストピアSFなので、そこまで無理して未来感ださなくてもよかったんじゃないかと。『あゝ荒野』くらいのテイストでよかったんちゃうのと。
それにしても斎藤工はめちゃくちゃイケメンでインテリで映画オタクで、そのうえ笑いまでとれるんだからズルいなぁ