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アマンダと僕のyukacafeのレビュー・感想・評価

アマンダと僕(2018年製作の映画)
3.8
久しぶりの映画鑑賞は、劇場公開を見逃していたこの作品から。

観光客として訪れる華やかなパリとは違う、日々の暮らしが感じられるシーンの数々が心地良い。頻繁に登場する自転車のシーンはまさにその象徴で、だからこそ日常と地続きの公園で起こる悲劇が余計に胸に突き刺さる。

直接的な表現や過剰な演出が削ぎ落とされ、ダヴィッドとアマンダの心の動きを繊細に描くことに焦点が当てられているのが良かった。必要以上に劇的に描こうとしていない分、ラストシーンの余韻が際立つ。

Elvis has left the building.

ふとした瞬間にかわす、大事な人との何気ない会話を大事にしたい。
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