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アマンダと僕のFyohkoのネタバレレビュー・内容・結末

アマンダと僕(2018年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます


『アマンダと僕』
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2018年公開のフランス映画
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便利屋のバイトをしながら
知り合ったばかりの恋人と
穏やかな日々を過ごしていた主人公
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ある日、起こった
無差別乱射事件
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大切な友人や、恋人が怪我を負う中
仲の良かった姉が帰らぬ人となる
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シングルマザーだった姉には
7歳の娘アマンダがいた
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母親の死を理解できないアマンダと
姉の死で悲しみに暮れる主人公
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アマンダの面倒を見ながらも
将来への不安に
思い悩み、苦悩していくが…
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と、よくありがちな風な
ストーリーではある
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が、しかし
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感動ポルノ的要素は一切無い
と言っても過言ではないぐらい
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抑えの効いた良作
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乱射事件のシーンでさえ
派手で過剰な演出が一切無く
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家族を喪った2人の日常を
粛々と描いている
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母親の死をまだ理解できない
アマンダの心の揺らぎや
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ふとした日常で
急に襲ってくる悲しみに
必死で対応する主人公
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まさに
「マドレーヌのように泣く」だった
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不条理な親族の死に
直面した時の心境は
経験が無いので
全く分からないけど
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怒りや、絶望、悲しみを
ほんの少しだけ
上回る何かが
人には備わっていて
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だから生きていくコトが
できるのではないか…
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と思わせてくれる作品だった
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