Ideon

ジェミニマンのIdeonのレビュー・感想・評価

ジェミニマン(2019年製作の映画)
3.5
凄腕のスナイパーのヘンリーは、法で裁けない悪党たちを始末してきたが、殺しの仕事から足を洗うことにした。ところが昔の仕事仲間の話では、標的の情報がすり替えられているという。真実を確かめようとしたヘンリーの前に、凄腕の殺し屋が現れる。追い詰められたヘンリーが見たその殺し屋は何と自分自身だった…というお話。
ライフオブパイあたりから、新手の映像表現を追求しだしたアン・リー監督の最新作。動物をCGで再現することには成功。今度はウィル・スミスをCGで再現することに挑戦である。1秒間60フレームの高精細画像も駆使して新たな映像体験を作り出すことに成功している。CGのウィル・スミス青年は若干変な動きを見せるが、ほぼ違和感はない。問題は60フレームのほうで、あまりにも見え過ぎて、映画の魔法が解けてしまう。セットの質感がそのまま伝わってしまうのだ。監督の熱意は素晴らしいと思うが、この映像が今後主流になるとは思えない。
Ideon

Ideon