mari

三人の夫のmariのレビュー・感想・評価

三人の夫(2018年製作の映画)
3.5
人魚は二本の足と
コントロールの効かない厄介な部分を
手に入れた代償に、
初めての快楽に溺れて囚われてしまいました、
みたいな深く黒いお伽話のよう。

気付けば色を失っていて、
あたふたとしながらも築き上げる
謎の結束が、陳腐で粗末で仕方がない。

パパイヤが暫く食べられなくなるぐらい
とにかく脂っこくて胃もたれがする。

不安定な雰囲気でそのまま
包丁を振り翳してしまうのではと冷や冷やして、
冒頭から常にどこかゆらゆらと揺れる
危なっかしさでとても疲れた。
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