the フランス映画
先が読めず
結末も如何様にでもとれる
この独特な世界観が
土曜の夜長にぴたりとはまった
マチルドの最愛の母は
世間からみれば
理想の姿ではない
独特な親子関係に育つ彼女が
到底同年代の天真爛漫さの群れに
しっくり来ることはないだろう
子供にして人生のリアルさを
目の当たりにする日々
見えている世界は子供であって
子供のそれではない
マチルドが持ち合わせた数々の宝
感受性
行動力
優しさ
自立心
通り一辺倒の育ち方をしたら
消えてしまうものだったのだろうか
梟の姿に自身を重ね
母との関係を池に
雷雨は再生を表しているかのようだった
風景と心情を見事にシンクロさせた
美しい映像が印象的
ラストシーンの
この親子にしかだせない
距離感と繋がりに
心うたれた