umakoronさんの映画レビュー・感想・評価

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ジョージア、白い橋のカフェで逢いましょう/見上げた空に何が見える?(2021年製作の映画)

3.3

小説を読むかのような時間が流れ
ジョージアの風景や人々の様子が
よくわかり興味深い

しかし、状況を語り手が次々と
説明するスタイルで物語が進むのだが
どうもすんなり入ってこない

挿絵的に色々な風景
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だれもが愛しいチャンピオン(2018年製作の映画)

3.6

学びの多い作品
ないもの、足りないものに焦点を当てた
人生に慣れてしまってはいけない

今あるものや出来ることに目を向け
個性は最大の贈り物と感じて
生きれば良いのだ

ラストの予想外の展開に
人生の
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裸足になって(2022年製作の映画)

3.7

アルジェリア映画

我々が安穏と過ごす毎日からは
想像もつかない出来事が日常的に起こる

トラウマを抱えて生きるしかない程
悲しく理不尽で無惨な事件に溢れている

この作品を見て女は強いと思うのか
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To Leslie トゥ・レスリー(2022年製作の映画)

3.8

演技上手いなぁ
ダメな人具合が絶妙で
作り込み方が半端なく良い

ダメな母がもがきながら
スタート地点に立つまでの道のりに
イライラしたり応援したり
すっかり感情移入してしまった

母親は子供のお手本
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ダンスに夢乗せて: ホットチョコレート・ナッツクラッカー(2020年製作の映画)

3.4

夢がある子供たち
ダンスに青春をささげる
眼差しは希望に輝いている

なりたい自分に向かって
努力する姿を眺めるだけで
パワーをもらえる

ダンスを通じ
人としてのあり方をきちんと
教える信念が素晴ら
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ファースト・ポジション 夢に向かって踊れ!(2011年製作の映画)

4.0

あー楽しい
何度でも見れてしまう

夢がある人たちは
体から出すエネルギーがすごい

希望に溢れた姿は
なんて美しいのでしょう

薬の神じゃない!(2018年製作の映画)

3.9

前半、後半のトーンが全く違い飽きさせない

欲やお金儲けばかりにに目が行き
誰かために何かをすることを
忘れがちな昨今において
利害に目を向けず
純粋な思いだけが人を動かす
美しさのある作品

1人の
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ビースト・オブ・ノー・ネーション(2015年製作の映画)

4.1

残忍すぎて直視できず
何度も再生を止めてしまった

子供らしくキラキラと輝いていた瞳が
瞬く間に変わっていく

見える世界が壮絶すぎて
理解が追いつかず
苦闘するしかなかった

人は何のために生を受け
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ポリーナ、私を踊る(2016年製作の映画)

3.4

バレリーナの葛藤を描いた作品
貧しい家で育った彼女の両親の夢は
娘をボリジョイバレエ団のプリマにすること

努力だけではどうにもならいい世界で
生きる道を失いかけるが
コンテンポラリーダンスとの出会い
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ファーストキス 1ST KISS(2025年製作の映画)

2.5

ありふれた展開すぎて
眠くて眠くて‥‥

過去には決して戻れないから
今を後悔のないように生きよう

的なのはわかるのだが
わかりきったラストに
ひたすら向かっていくストーリーが
チープすぎて‥‥
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リアル・ペイン〜心の旅〜(2024年製作の映画)

3.9

タイトルそのままに‥‥

本当に深い痛みは
決して人には話さない
共有なんてできないし
同情もされたくないから

それでも人は1人では生きられない
辛い時ただ近くにいてくれる
それだけでいい

過去に
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大統領の料理人(2012年製作の映画)

3.7

評価はイマイチですが私はこの作品好き

軽やかさと苦々しさのバランスが良い

食は誰にとっても要であり
国のトップがどんなものを口にしているかは興味があっても知る術もない

皇室御用達なんて聞くと
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花咲くころ(2013年製作の映画)

4.0

日本では当たり前だと思っている
モラルや秩序はここでは通用しない

ルールのない世界でどう生きたら良いのか
守られた空間でしか生きたことのない私には
その過酷さがイメージできず
驚きの連続であった
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裸足の季節(2015年製作の映画)

4.1

日本人には馴染みのない結婚観だが
世界では親に決められた結婚は
まだ主流なのかも知れない

顔も見たことのない相手とある日
夫婦になり、初夜は親族に見守られる

トルコは比較的イスラム教のなかでは
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ダンサー そして私たちは踊った(2019年製作の映画)

3.7

保守的で伝統を重んじて生きる
ジョージアの人々
貧しく働き口を探すのも難しい

若者たちの日常は
伝統舞踊を中心に回っている

男らしさを強く求められる社会に
窮屈さを感じつつも
青春の一ページを見る
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ジェーン・エア(2011年製作の映画)

3.7

身分が違うから決して結ばれない
お互いに愛があるのはわかっていながらも
表には出さずひたすら忍ぶ
この古典的な感じがたまらなくいいですねぇ

階級制度の奥深さといったらない

個人的にはあの手の格好で
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ルイス・ウェイン 生涯愛した妻とネコ(2021年製作の映画)

3.5

イギリスの当時の価値観が面白い

猫好きとしてはかなり楽しみにしていた
作品なのだが
リズムがイマイチで
何度もウトウトしてしまった

妻との出会いと別れくらいまでは
それなりに面白かったのだが
それ
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Brother ブラザー 富都(プドゥ)のふたり/アバンとアディ(2023年製作の映画)

4.1

えぐられすぎて、言葉がない

マレーシア
キラキラとしたクアラルンプールの
イメージでみたら大違い

変えられない出生で
人生の不公平を一気に背負って生きる過酷さ
日々隠れ、怯え、まともな仕事すらない
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イル・ポスティーノ 4K デジタル・リマスター版(1994年製作の映画)

4.0

日々の流れの緩やかなこと

手紙を届けるポストマンの
純真な心が繋いだ詩人との友情

紡ぐ言葉が美しく
2人が作りだす空間が心地よい

アクセントの強いイタリア語と
人々ののどかさが印象的

ジャックフルーツが行方不明(2023年製作の映画)

3.3

インド的ゴテゴテコメディ
くだらないながら
インド独特の雰囲気や背景が垣間見え
クスッと笑えてしまう

インド人と関わりがあった者としては
彼らはこういう言い訳や言い回しするなとか
よくやる首振り含め
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アーサーズ・ウイスキー(2024年製作の映画)

3.3

人生を折り返した年齢の人には
頷けるシーンが多い映画かも

若かりし頃を事あるごとに思い返し、
老いに抗い、自己肯定感が低くなる

側から見れば若返った3人よりも
そのままの姿の方がよほど
オリジナリ
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RED SHOES/レッド・シューズ(2023年製作の映画)

3.2

オリジナル版と比べると
重厚さはなくなり
チープさが拭えないが
踊りを楽しむと割り切れば悪くはない

カジュアルに振り切りすぎたのは何故?

ガール・オン・ザ・トレイン(2016年製作の映画)

3.2

車窓から見える風景から
誰かの日常を妄想する

これ個人的にはあるあるで
冒頭からそそられるも
中盤に進むにつれて
妄想か現実かわからなくなる

そういうストーリーなのだが
ミステリーとして完成度が…
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6888郵便大隊(2024年製作の映画)

4.0

戦地で戦うのは
武器を持った男達だけではない

前線で戦う男達の士気を高めるために
愛する人たちからの手紙を届ける

偏見に満ち溢れ
侮辱されても屈せずに
任務を全うした女達の戦い

文句ななしの良作

ある一生(2023年製作の映画)

3.6

1人の男の不遇な少年期から
世を去るまでを淡々と描いた作品

盛り上がりもなければ
派手な演出は何一つない

刻々と年を老いていく
ただそれだけ

人生は何も特別なことだけでできていない
側から見れば
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信じる心、危機一髪(2015年製作の映画)

3.8

ツボにハマるコメディ
ふざけていそうでなかなか深い

宗教でなぜ人々は争うのか
アイデンティティとは何か

最も大切なことは何かを
面白い角度から
シュールに切り込んだ作品

他宗教が混在するインドだ
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幸せの列車に乗せられた少年(2024年製作の映画)

3.7

母として色々考えさせられる時間であった

子供の無垢さが
時に鋭利な刃物のような
凶器になる

大人目線で感じる暮らしと
子供に映るそれら‥‥

見える景色の濃淡差に
ひりひりとした痛みを感じずにはい
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マハーラージ(2024年製作の映画)

3.8

見応えのあるインド映画

衣装や色使い
日本とは違う宗教儀式
それらを見ているだけで楽しい

妻や娘を教祖に捧げる
今では全く理解できない儀式だが‥‥

権力や地位が判断力を狂わせ
私利私欲に走らせる
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雪山の絆(2023年製作の映画)

3.8

オリジナル版「生きてこそ」を見た時は
衝撃的だった

あの大惨事に何ヶ月も
雪山で生きていた事実よりも
人肉を食べてすら生き延びたいか

そのことへの疑問が頭の中で
何度も何度もこだました

それは多
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チャーリー(2022年製作の映画)

3.3

かなり楽しみにしていた作品

チャーリーは文句なく可愛いし
演技力も抜群

しかし、長いのなんのって
インド映画のしつこさが裏目にでた感じ

ラストはわかっているのに
こんなに引っ張る必要あるのかしら
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関心領域(2023年製作の映画)

3.9

当然アウシュビッツで起こった事は
知っているよねを前提に
作られた作品

音の使い方が斬新

草花が咲き乱れ
妻の夢を沢山つめこんだ家
その隣のそびえ立つ壁の中では
何が起こっているのか‥‥

時折聞
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リディーミング・ラブ 〜あがないの愛〜(2022年製作の映画)

3.5

見方によってはキリスト教の布教作品

人を信じること
許すこと
待つこと
祈りは通じる etc

女性はこれだけ愛されたら幸せだろうね
男性の愛に汚れがないだけに
愛されるのにふさわしいのか自問し
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西部戦線異状なし(2022年製作の映画)

3.8

戦争の惨さが生々しく伝わり
息苦しい時間であった

ドイツの若者たちは
まるで遠足にでもいくかのような高揚感で
戦地に向かう

とても前線で戦えなさそうな
普通の学生たちが
激戦と共にその顔つきやメン
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過去のない男(2002年製作の映画)

3.4

カリウスマキの世界観はいつだって独特

ひたすらタイトル通り
過去を忘れた男が
新たな土地で再生していくストーリー

仄暗く、ゆっくりと
物静かなのだが
どこか人間の奥底にある願望の
核心を突くような
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パリタクシー(2022年製作の映画)

4.2

なんとなくジャケにそそられないのと
見なくとも内容が想像できるため
📎したまま放置していた


何十年かけてもわからなかった
気づきをくれる
そんな不思議な人との繋がりを
描いたほっこりとした良作
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エマニュエル(2024年製作の映画)

2.8

いや〜、この作品は誰をターゲットに
しているのでしょう

それほど官能的でもなければ
取り立てて美しくもなく
駆け引きにゾクゾクするわけでももない‥‥

久しぶりに見終わって
???
となってしまった
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