umakoronさんの映画レビュー・感想・評価

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スモーク(1995年製作の映画)

3.8

あらまあ、なんて洒落てるのかしら。
パズルのピースを探していくような
脚本が楽しい

印象的なジャケも
これまた良いし
タイトルも秀逸

モロクロの使い方
字幕のフォントなど
さりげないところに
こだ
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テンダー・マーシー(1983年製作の映画)

3.4

カントリーミュージックが心地よすぎたのか
眠気と戦うのが大変で‥‥

現在の奥さんが年下ながら
非常に愛情深くできた人
こんなに健気に愛されたら
そりゃ男も変わるよね

この奥様のあたたかさで
過去を
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コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

4.2

生きた手話の美しいこと
怒りやジョーク
細かなニュアンスが
指先と表情から作り出される
その流れるような一連の動きに
心動かされる

リメイク作品は
オリジナル版を超えないことが多いが
こちらはアメリ
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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

3.2

苦手な分野とわかりつつ
レビューがあまりに良いのでトライ

ちなみに前作は見ていません。
スケールが規格外
そこに作り手の拘りと愛を感じ
特にラストの戦闘シーンは
血気迫り見応え充分でした

しかし、
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ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

3.8

ミュージカルが苦手なため
冒頭はキュートながらもも入り込めず
リタイアしかかったが
途中から急に前のめりになった珍しい作品

終わってみれば
ポップでありながらも
強いメッセージを感じる
評判に違わな
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縞模様のパジャマの少年(2008年製作の映画)

3.7

強烈すぎて言葉にならない

人間が人間を大量に殺めた歴史は
事実であり
覆すことはできない

これらの作品を見て
私たちは何を考えどうあるべきか‥


皮肉の描き方がエグ過ぎて
思考が完全にストップし
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ベルイマン島にて(2021年製作の映画)

3.4

えっ

そう来ましたか‥‥

愛は時に無情で激しくもあり
とてつもなく冷たくもある

かなり大人向けな脚本で
ぼーっとしてると雰囲気に飲みこまれて
終わってしまう

なかなか深い作品なんですが
ちょっ
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リメンバー・ミー(2010年製作の映画)

3.1

重いシーンからスタートした割には
中盤は妙に安っぽい

かと、思えばラストは‥‥

まとまりがないため
テーマの重さが今ひとつしっくりと来ない

ざっくり言ってしまえば
明日は何があるかわからないから
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海の上のピアニスト イタリア完全版(1998年製作の映画)

4.0

ロングバージョンは
さすがに見応えあり

壮大なヒューマンドラマ
セットもエキストラの数も惜しみなく
世界観の作り込みにこだわりを感じる
やはりこの時代の映画は落ち着いていて良い

船上で一生を過ごし
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めぐり逢えたら(1993年製作の映画)

3.4

出来過ぎといえばそれまでだが
単純なストーリー故に
ストレートに響く

古さは否めないが
地球上にいるであろうただ一人を
見つけ出すというミッションは
ほぼ全ての人の共通の願いであろうから
万人受けす
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不都合な理想の夫婦(2020年製作の映画)

3.3

この作品決して悪くはないのよ

ただ、室内の照明がほぼないシーンが多くて
鳥目の私には何をしてるんだか
さっぱりわからない
とにかく見えないのよ😅

登場人物の背景も想像に委ねられるので
そこが面白ろ
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ベストセラー 編集者パーキンズに捧ぐ(2015年製作の映画)

3.8

万人受けはしなそうですが
登場人物が少なく
誰かの心情に徹底的に
フォーカスした作品が好きなので、
ドンピシャでした

作品の持つ雰囲気がなんともいえず
心地よい

夫婦役はコールドマウンテンと
同じ
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コールド マウンテン(2003年製作の映画)

3.3

この監督にこの俳優陣
容赦なく期待値が上がるも
どの場面も二人の容姿端麗さばかりに
目が行きストーリーに集中できない皮肉

惹かれあう二人の純愛は
確かに心打たれるのだが
今ひとつ出会いから別れまで
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FALL/フォール(2022年製作の映画)

3.4

おそらく20代の美容師さん
ご推薦作品

スリルを楽しみたい時向けで
かなりクレージーながら
ドキドキ感はたっぷりと味わえる

高所の恐怖以上に
別の怖さがあり
なんとも後味が‥‥。

ウォルター少年と、夏の休日(2003年製作の映画)

3.6

子供もの頃に読んだ童話の数々
その記憶の断片を繋ぎ合わせたような
懐かしさを感じる作品

男子なら一度は描いたであろう夢物語を
そのまま形にしたストーリーなため
嫌味なく楽しめ、爽快であった

リスボンに誘われて(2012年製作の映画)

3.7

予想だにしない展開からのスタート

橋の上での女性との出会いをきっかけに
誘われるように
リスボン行きの電車に‥


時空を行き来する為
登場人物を結びつけるのに頭を使うも
リスボンの町と詩的なストー
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マイ・フレンド・フォーエバー(1995年製作の映画)

4.4

愛してやまない作品

えぐられまくるので
見るには心の準備が必要

ストーリーを知っていてでさえ
号泣するフィルムはそうない

非情でありながら
人としての美しさや
心のあり方を問われ
揺さぶられる
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小説家を見つけたら(2000年製作の映画)

3.9

生きることに迷う
初老の作家と黒人少年の
ハートウォーミングストーリー

二人の偶然の出会いによって
人生が舵を切っていく様が小気味よい

文才が日の目を見るのも
人生を変えるほどの
真の友人に出会う
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レインマン(1988年製作の映画)

3.8

過去に鑑賞して印象に残っていた作品


ダスティホフマンがトムクルーズの
爽やかな魅力を掻き消す程
抜群の存在感と
燻銀の演技力を見せつけてくれます

タイトルといい
ジャケットになったシーンといい
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ヒトラーへの285枚の葉書(2016年製作の映画)

3.6

なんとも重苦しい

決められた思想しか許されず
言動も行動も常に監視された社会の
息苦しさといったら‥‥

権力に支配され
言動の自由を失った日常の閉塞感が
じっとりとまとわりつき
心のザワザワが止ま
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シチリア・サマー(2022年製作の映画)

3.9

実話ベースとは知らずに鑑賞
それだけに衝撃的であった

誰かを愛する
その尊い思いは
相手が誰であれ純粋に美しいはず

とはいえ、時代が変われど
偏見や誰が決めたか
わからない常識は存在し
いわゆるス
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ツイスターズ(2024年製作の映画)

3.7

エンターテイメントに徹した
しっかりと満足感のある作品

遊園地の絶叫系に似た
迫力と爽快感

無駄のない脚本と
臨場感でラストまで飽きさせません

何も考えずに
スカッとしたい時にぜひ

アメリカン・ギャングスター(2007年製作の映画)

3.6

万人受け間違いなしの
ストレスなく楽しめる作品

ラッセルクロウが好きすぎて
スコアがどうしても高めになるのはお許しを

実話ならではの
おもしろさがあり
見ることのない裏社会を
掘り下げていくスリル
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潮風とベーコンサンドとヘミングウェイ(1993年製作の映画)

3.0

タイトルに惹かれてチョイス


抑揚に欠けるので
メインキャラクターに
チャームがないとハマらないですね。

淡々とした作品は
嫌いではないのですが
セリフや行動がどうしても
素敵と思えなくて‥‥
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グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち(1997年製作の映画)

4.5

満足感を求め
絶対外さない作品をチョイス

この作品に流れる空気が
心地良すぎて本当に好き

言霊がたくさん詰まった名作中の名作
愛してやまない俳優陣達が
つくりだす役柄も本当に良い

何度でも見たい
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星の旅人たち(2010年製作の映画)

3.7

旅好きとしては
大人ならではのこんな巡礼の旅を
いつかして見たいものです

旅でしか出会うことのない仲間たち
今いる世界を飛び出さなければ
見えない景色
自分とは違う世界に生きる人たちの
人生を垣間見
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Dear フランキー(2004年製作の映画)

4.0

出来すぎたストーリーながら
子役のずば抜けた演技力と可愛いらしさに
すっかりはまってしまった

少年の暮らす部屋が
船乗りの父への愛で溢れ
海をテーマにしたインテリアも
またえぐられポイント

登場人
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50年後のボクたちは(2016年製作の映画)

3.8

青春ロードムービー

ありがちなストーリーなのに
新鮮にすら感じるのはドイツ語で
登場人物がクセ強めのロシア系という
設定だからか?


破茶滅茶な内容であるのに
結局は彼らがどうなったのか
知りたく
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キングダム 大将軍の帰還(2024年製作の映画)

3.7

キングダム まだまだ初心者の二作目

相変わらず原作を不勉強のため
人物を追うのが少々大変

今回は大沢たかお祭りですね。
全くぶれない役作り
圧巻の戦闘シーン
なんですかあのぶっとい腕と
胸板の厚さ
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エゴイスト(2023年製作の映画)

3.9

フォロワーさんが
好きな作品一位にしていて気になって鑑賞

タイトルにエゴイストとつけた
センスが素晴らしい

前半の目のやり場に困る
生々しい絡みのシーンとは打って変わり
後半はまた違った生々しさが
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ジュリー&ジュリア(2009年製作の映画)

3.9

happyな気分満載でひたすら幸せな時間

食はどうしてこうも人を魅了し
高揚させるのだろう

ストレスなく
気持ちの良い作品を探している時に
おすすめしたい一本

但し、食欲が湧き過ぎてしまうのは要
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ぼくらの家路(2014年製作の映画)

3.7

作品のインパクトといったらない

いたいけな子供たち二人に
こんな思いをさせるなんて
もう胸が締め付けられて
ラストまで永遠とほっこりできない

どこまでも理不尽ではあるが
現実にこういった子供たちは
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アンモナイトの目覚め(2020年製作の映画)

3.7

セリフが少なめで
余白を楽しむ作品

ラストもいかようにも解釈でき
余韻が心地よい

本来ならば全く関わるはずのない人生を
送っていた二人がなんの運命の悪戯か
出会ってしまう

化石採掘というロマンス
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パフューム ある人殺しの物語(2006年製作の映画)

3.9

かなりマニアックではあるが
作品のはなつ世界に引き込まれた

後半のもたつきが残念ではあるが
匂いが人生において重要なファクターで
ある身としては
理解できる部分が多かった

当然野心がすぎてしまった
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オーロラの彼方へ(2000年製作の映画)

3.7


家族愛がテーマなので
万人うけする作品だと思う

無線で過去や未来と繋がれるならば
皆会いたい人がいるばず

あの時何を思い
本当はどうしたかったのか

取り戻せない過去を取り戻せるなら
今なら何を
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悪人(2010年製作の映画)

3.7

「九州弁の響きに
男がいかにやられるか」
そこから話題に上がった作品

すみません。
どうしようもない動機で‥


九州弁いいですね。
東京言葉と違い
柔らかい余韻や余白が生まれやすい


さて、この
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