「疑惑とダンス」をちゃんと脚本して、稽古して撮影しました!みたいな作品。
とにもかくにも、演劇と映画は別物であると思う。
フレームで切ることの意味や、空間をともにしない意味が、演劇の演出を映画でやってしまうと、悉くオーバーディレクションで寒々しくなる。
今作も7割ぐらいは滑ってたと思う。
こういうやついるよなーと思うところはうまく脚本されてたけど、構成にも難あり。
男たちのターンが面白いのに対して、女たちのターンがつまらない。
もう少し前半軌道に乗せるまでは男女間を行き来してもよかったんじゃないかなー。
さいとうさんと小川さんの話は面白かったが、全体としては難を感じた。
関西人のネガティヴキャンペーンと、長渕剛への激しいディスりはやめてほしいもんだ。
2019劇場鑑賞82本目