すごい作品を見てしまった。
大学生の卒業制作の作品、素人の作品にしては面白いとか、そういう部類のものかと思っていたけれど、見終わる頃には先入観を忘れるぐらいの作品だった。
まるで現実の世界を見ているかのような登場人物の自然な演技と、剥き出しの感情。
最後まで見終わった時に泣いてしまったけれど、感動ではなく、主人公を含む登場人物の背負った重さを想像した時に、ただ怖くて涙が出てきた。
この監督の次の作品も見てみたいと思う一方で、こんな作品を作った後は抜け殻みたいになって、何もできないんじゃないかとも想像してしまう。