白屎

メランコリックの白屎のレビュー・感想・評価

メランコリック(2018年製作の映画)
2.5
 あたりまえのように銭湯が処刑場になっているという設定が馴染めなかった。もう少し強めにヤバい空気を出して裏表のギャップを出したほうが作中の世界を受け入れやすかった気がする。

 当初、ビニール袋を被せるなどして窒息死させれば、血塗れになっても「風呂場だから掃除が楽」とか言う以前に『掃除が不要』になるのではないかと思っていた。これは後の方で松本も言及し、ホースで縊死させていたので思った通りだったが、そのシーンの時にはすでに殺害対象者の遺体を外部に放置して帰って来ても問題ないことが分かっていたので、そもそも銭湯で殺害・焼却する意味がないのでは?と思うようになっていた。

 その他にも詰めが甘いように思える点が多々あって、色々と失敗してるシリアス系ドラマだな…と思いながら観てたのですが、鑑賞後にジャケットを見たらサスペンスコメディと書いてありました。汗。
 
 コメディならもっとコメディ色を強めにして欲しかったです。
白屎

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