ギュウたんのミソづけ

メランコリックのギュウたんのミソづけのレビュー・感想・評価

メランコリック(2018年製作の映画)
3.5
映画の最初の方、まだ銭湯で働く前の鍋岡家と
松本が撃たれてからの鍋岡家のシーン
対照的でとてもいいと思った。

東大出なのに大成してない鍋岡が、初めて仕事で貰った大金。
それはやっぱり自分の東大出という能力から任せられたと過信してたけど
自分よりも低学歴な松本の方がリーダー

松本が持っている能力を羨ましがったり妬んだりしたけど松本から見れば、鍋岡が今まで雑に扱ってきた実家での暮らしが代替できない幸福なんだね

見てる間はとても面白かったけど、見た後にこれと言って残るものがないな…!
でも可もなく不可もなく、不快感を感じないものってすなわち家庭料理みたいなものじゃないのかな
普段のささやかな幸せのためにある映画だとしたら、作品の伝えたかったことと通ずる節があるかもナ