普通に面白かった。去年の東京国際映画祭の日本映画スプラッシュ部門で監督賞を取った時から気になっていて、「カメ止めみたいな感じ！」という感想を見たので予告も何も見ずに見に行ったんだけど、そこまでカメ止め感は無かった。むしろメランコリックという映画は他の映画に例えられない感じ。
東大を卒業したが、安定した職に就けない男が銭湯で働きはじめて…。
序盤はちょっと笑えるけど地味な画が続くなと思っていたけど、中盤からコメディ要素がどんどん強くなってきて笑いが止まらなかった。「どう転ぶんだろうか！？」という楽しみと、最初の方は会話におどおどしていた男が段々とかっこよく見えてくるマジック。「湯を沸かすほどの熱い愛」よりも上手く銭湯という設定を活かしている。脇役も個性的で素晴らしい。特にヒロイン役の吉田芽吹さんが良かった。見てよかった。
