素晴らしい童貞映画。
童貞は2、3回ヤッたくらいじゃ治らないファンタジスタであることを教えてくれる。
飲み姿カワイイグランプリ殿堂入り確実の吉田芽吹さんは冥府に降り立つ女神でございました❤︎
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バランスの難しい不思議なトーンを最後まで貫いていたのが何より素晴らしい。
ちゃんと考えて作られたのがわかる。
分をわきまえている、というか
力量を知っている、というか
実力以上の話にはしないという選択が
徹頭徹尾うまくいっているという点で素晴らしい。
嫌味でなく本当に素晴らしい。
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リアリティを求めるなら、
血はもっとベッッッッタリとしててモップに絡みついて欲しかったけど
そういうノリの映画じゃない。
韓国映画ならその辺もっと強調してみせたはずだけど、
韓国映画は韓国が作ってくれるので
それをこれからもずっと楽しく観れば良い。
(ちなみにこの『メランコリック』の制作会社の次回作は日本と韓国を物語の舞台にした兄妹の物語、とのこと。)
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途中から(もしくは最初から)黄泉の国での出来事なのかもね。
警察いないし。
(いたとしても超絶無能)
飲み姿カワイイグランプリ1位の吉田芽吹さんの存在なんて完全に女神さま。
神々しい。
あんなにも都合のいい、おっと失礼、あんなにも全ての望みを叶えてくれる女性、いや、事物はこの世に存在しませんから。
黄泉の国、もしくは童貞の妄想の産物にございます。
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和彦の実家の食卓、恐ろしかったですねぇ。
なんすか、あのメニュー。
米、味噌汁(?)、揚げ物。
もしくは
米、味噌汁(?)、餃子。
しあわせな食卓というものを経験したことのない人が考えるメニュー。
しかも全く内容のない会話。
にも関わらず
「和彦さんの家族、あったかいっすよね〜」って。。
恐怖。。。
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ロケも良かったですね。
実家の貧乏っぷりもいいし
(どうやって息子を東大へ???)
同窓会のオシャレ店もいいし
田中の事務所も
もちろん銭湯もいいし
銭湯の裏もいいですね。
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ラストのモノローグはどう考えても蛇足だけど
それも童貞らしくていいじゃない!!
童貞は2、3回ヤッたくらいじゃ治らないんだぉ❤︎❤︎❤︎