なくいら

響け!情熱のムリダンガムのなくいらのレビュー・感想・評価

響け!情熱のムリダンガム(2018年製作の映画)
4.0
待ちに待った今作、ついに来月劇場公開!!👏👏👏

映画祭などで何度か上映されてた今作を、知る人ぞ知る南インド料理店『なんどり』さんが自ら配給!!熱意!!すご!!
もちろん映画館にも行くけど、クラファンでオンライン試写の機会を頂いたし、折角なので鑑賞。


"ムリダンガム"という、インドの伝統楽器を作る家に生まれたピーターは、大将・ヴィジャイを応援するためだけに生きていた()が、ある時、ムリダンガムの魅力に取り憑かれ、演奏者になることを決意する。

ストーリーを見れば、至ってシンプルなサクセスストーリーのようだけど、これが"インド"という国だからこそ、一筋縄ではいかない。
元来、楽器の製作者と演奏者は、別の身分である。すなわち、製作者が演奏者として成功することはほとんどない。

身分による差別やメディアの壁を乗り越えて、それでも演奏したいピーターの情熱と、"世界はリズムであふれている"という美しさに気付き、胸が熱くなる物語なのだ。
カルナータカ音楽を世界に広めよう!


まぁ、最後の展開は、ちょっとあっさりしすぎな感じしちゃったから、もうちょっと盛り上げてくれても良かったかな…。


こういう音楽作品においては、やはりラフマーン先生の偉大さを改めて実感するな……。
タイトルソングの「Sarvam Thaala Mayam」は本当アカデミー賞あげて欲しいくらい好き。
ちなみに、主演のG.V.Pさんはラフマーン先生の甥っ子さん。5歳で歌手デビューして映画監督、音楽家、俳優などなど多方面で活躍する多才な方。顔可愛い。
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