楽しかったです。
ダメダメの主人公が、才能と情熱で苦難を乗り越え、立派な古典打楽器奏者となる、絵に描いたような成長物語。
しかし、演奏が「本物」で、その迫力でグイグイ話が進みました。
これが本当のインドなのかはよくわかりません。差別、伝統への反発、数々の試練は、ダンスと音楽で語られます。
登場人物は、老いも若きも、女も男も、背筋を伸ばし、プライドを持って生きていました。
特に驚いたのは、大人しく見えた師匠の奥様が、切れてバシッと師匠に意見したところ。かっこ良かったです。
インド映画への期待を裏切らない、でも新しい気もした、楽しく力強い映画でした。