SFといえどすごく原始的な表現を選んでいるので、どちらかというと心理劇に特化した舞台を観ているような閉塞感のある作品。
何年も極限状況におかれた中での人間の倫理観について描かれています。
特に「タブー」が主人公の行動原理を常に左右していて、作品のメインテーマなんだなと思う。
という解釈で合ってるのかな…?
クレールドゥニ作品は独特で説明を省くので、やっぱり難しいです。
犬が重要なファクターとして出てくる。
キャラクターの人間性を表現するには犬を使え、というハリウッドの法則があるけど、確かに犬の存在を出すだけで主人公の価値観って明確になるよなあと思いました。
赤子を育てるロブ様萌えが堪能できるレア作としては、大変おすすめ。