マイノリティ

さよなら、退屈なレオニーのマイノリティのレビュー・感想・評価

さよなら、退屈なレオニー(2018年製作の映画)
3.4
中々良かったです!

卒業を間近に控えた女子高生レオニーの多感で複雑な日常を描いた作品です。

高校生活にも余り馴染めず、退屈な毎日を過ごすレオニー。

卒業しても何をしていいか分からず、口うるさい母親とも上手くいっておらず、何より母親の再婚相手の事も大嫌いで苛立ちを隠せません。

彼女の唯一の理解者は、ある事情から遠くの街で働き、たまに帰って来る実の父親だけです。

そんなレオニーはたまたまギター講師のスティーブと出会います。

退屈しのぎにギターを買い、ギターを習いに行く内に、スティーブと仲良くなります。

野球場のバイトも決まり黙々と仕事をしたり。

卒業パーティには行かず、スティーブを誘いライブに出掛けたり、スティーブの母親とも仲良くなったり。

父親が帰ってくる空港で普段しない化粧をしてみたり。

退屈だった彼女の日常が充実し始めた矢先、父親が街を出て行った本当の理由を聞かされたレオニーは・・・。

理由なんか分からないけど、とにかく大人が嫌いな時期って誰にもあると思います。
僕にもそんな時期があったのでレオニーの苛立ちに共感しました!

そんなに嫌いじゃないのにクラスメイトと距離を置く感じも分かります!

みんな卒業後の進路が決まり、浮き足立っている感じに腹立つのも分かります!

自分一人だけ取り残された寂しさを紛らわせる為に悪態をついたり何かを壊したり。

ちょっとした環境の変化で揺れ動く女子高生のレオニーを演じたカレル・トレンブレイが魅力的で綺麗でした!