初代の田中絹代版から4作目の踊子。人気のある作品だけど、6作目の山口百恵版が今のところ最終映画化なので、もう時代に取り残された感もある。
大学教授になった主人公の学生が回想するという原作に無いスタイルで、現代のダンサーと踊子の吉永小百合が二役という演出になっている。
この作品の見どころはやはり風呂場のシーン。山口百恵は肌色の全身タイツを着ていたが、小百合様は肩と生足はしっかり見せてくれる。
温泉地で芸者を呼んで宴会なんて、さすがに今の感覚からはもはやファンタジー。すっかり過去の風景になってしまった。