伊豆の踊子の作品情報・感想・評価

「伊豆の踊子」に投稿された感想・評価

Hawkwind

Hawkwindの感想・評価

2.0
初代の田中絹代版から4作目の踊子。人気のある作品だけど、6作目の山口百恵版が今のところ最終映画化なので、もう時代に取り残された感もある。
大学教授になった主人公の学生が回想するという原作に無いスタイルで、現代のダンサーと踊子の吉永小百合が二役という演出になっている。
この作品の見どころはやはり風呂場のシーン。山口百恵は肌色の全身タイツを着ていたが、小百合様は肩と生足はしっかり見せてくれる。
温泉地で芸者を呼んで宴会なんて、さすがに今の感覚からはもはやファンタジー。すっかり過去の風景になってしまった。

このレビューはネタバレを含みます

若い吉永小百合が可愛かった。高橋英樹も若い。高橋英樹、今ではバラエティー番組や時代劇の親しみやすいイメージがあるが昔はこんな主役を張るハンサムな役者だったのだな。時代柄の言葉使いが面白い。「二階から失礼」「そんなことしちゃあいけません」。物語の中の重要なシーンが実にあっさりと終わる。最後が別れだから名作とされるのかな。
‖レンタル‖
味わい深い作品だな〜。
旅特有の不思議なもどかしさってのがあるんだよね。
可愛い女の子がいて、声をかけたいけどかけられない自分がいて、そして仲良くなれたとしても結局一生会わない事のが多い。
伊豆の踊子は正にその正体不明の気持ちを具現化したような作品。

吉永小百合の映画を初めて観たけど、こんなに可愛いとは…。
広瀬すずに似てる。
でも吉永小百合には広瀬すずには無い何かがあるような気がする。
昔の映画だから感傷的になってるだけかもしれないけど。

こうゆう心の奥底にグッとくる映画を日本からは出して欲しいな。
モノクロの作品です。
‥‥が、回想シーンに入るとカラーに。(普通は逆かと思いますが‥‥)
作品のほとんどが 回想シーンになりますので カラーの割合が多いです。

それにしても、吉永小百合さんのキュートなこと‥‥!!
着物も髪飾りも とっても華やかでしたが、それを超える美しさ❁ 可愛らしさ❁
とても愛嬌のある役柄だったから、さらにキュートさが増していました❁
厳しい境遇に置かれていた彼女だったので、可哀想な場面は時々あったけれど、でもすぐに笑顔を取り戻していたのでした。
そんな彼女の未来は‥‥?
ウェルメイドとリメイクの達人技 西河克己「伊豆の踊子」

どの国にももう少し一般的評価を浴びてもよい映画作家がいます。

わが国も斜陽産業の代名詞と言われて以来、貞永方久、前田陽一、満友敬司、山根茂之、三村晴彦、武田一成、小沼勝、そして鈴木英夫や西河克己等々・・・
「下田についたら活動に連れてってくださいましね」最後の宴会で踊る吉永小百合の演技、回想シーンをカラーにする演出がよい
ゆき

ゆきの感想・評価

3.3
吉永小百合がかわいい、おてんばなのもかわいすぎる。
高橋英樹もかっこいい。
淡い恋は実らず切ないけど、純愛っ感じでいい!
初)流石西河御大…百恵版よりこちらの方が良いのかなぁ~回想シーンをカラーに現在を白黒にするなんて凝ってる演出…小百合サン南田サン十朱サンのスリーショットは豪華だね、意外に台詞が過激な作品。
mikoyan358

mikoyan358の感想・評価

3.0
2011/2/28鑑賞(鑑賞メーターより転載)
名作文学だが未読でこの映画が初見。今ならともかく、この時代の学生と踊り子という歴然とした"身分"の差の中、2人のうっすらとした初々しい恋心が徐々に育っていく。話はおそらく文字を読んだほうが情感が伝わるかな...という感じでやや物足りなかったが、そんな中でヒロインを演じる吉永小百合のとてつもなく明るいオーラが印象に残った。誰からも見下されつつ飄々と生きる旅芸人の中にあって子どもっぽさ全開で天真爛漫な、まさに一輪の花といった感じ。学生役の高橋英樹含めその後ドラマ等でおなじみの面子だが、みんな若いな~
自分探しの旅を続ける書生(高橋英樹)が、伊豆にて巡業中の旅芸人たちと知り合い、踊り子の娘(吉永小百合)と相思相愛になるのだが、図らずも家柄の相違が二人の恋路を邪魔してしまう。キスもハグもしなければ、手を握ることもしない、きわめて「純」な恋愛映画。西河監督は1974年度の山口百恵板をセルフ・リメイクしている。

1963年の現代パートから大正時代のパートへとフラッシュバックする形式を取っている。時代別のカップル像を対比させるスタイルは、原作には存在していない、オリジナルのもの。女性役を吉永小百合が一人二役で演じているところがポイントであり、カップルを見守る「現代」の書生に川端康成のイメージが重なる。(原作小説は、川端のロリコン趣味を決定づけた、実体験が元になっているらしい)

本編内では、吉永小百合のおぼこい少女像が、圧倒的な訴求力を生み出している。簪をシャリシャリと鳴らしながら内股で駆け回るところだとか、大好きな書生と一緒にいるときの足が宙に浮いている感覚だとか、観ているこちらまで赤面してしまうほどの瑞々しさと幼気さを振りまいてくる。

本編のラスト以後、踊り子に早いうちから目をつけていた伊達野郎に、最終的には処女を奪われてしまうのではないかという、後日譚を想像すると切なくなる。音声がアテレコのため、旅芸人の身振りと演奏がバラバラになっているのが残念だが、当時の映画では致し方なし。
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