『温泉宿』を入れることで、踊り子らの生活の厳しさがよく描かれていた。小説の方が美しい雰囲気で、映画は一行らの卑俗さが際立っていてよかった。回想体である小説の語りを、映画の冒頭と最後で戦後大人になった…
>>続きを読む監督 西河克己、原作 川端康成。
主演は高橋英樹、ヒロインは吉永小百合、共演は大阪史郎、浪花千栄子、南田洋子、十朱幸代ほか。
大学教授の川崎(宇野重吉)は、教え子の大学生(浜田光男)から仲人…
回想劇でしたが、現代パートが白黒で、回想シーンがカラーになっていました。
普通だと過去が白黒になりそうなのに。
教授になった現代より学生時代の方が輝いていたという心境を強調しているんでしょうか。
伊…
銀幕短評(#779)
「伊豆の踊子」
1963年、日本。1時間27分。
総合評価 75点。
川端康成は、ノーベル文学賞をとったことで有名ですが、わたしの学校の先輩であることでも有名です(5点加…
名作かぁ😌国語の授業でやったなあ……くらいの認識😅そのときも学生さんの主人公、呑気なもんだな~としか思わず。序盤の学生カップルと過去の自分を対比して、自由恋愛の現代を印象付けたかったのかな。とはいえ…
>>続きを読む小百合と英樹、みずみずしく美しい。吉永小百合が本当に輝いてる。
最初と最後の「今の時代なら…」という演出も面白い。
川端康成本人が見学に来て吉永小百合に「なつかしい親しみ」を感じたという(wikiよ…
高橋英樹は安全圏から思い出を楽しんでるって感じだ。物語が進めば進むほど、吉永小百合との身分差が際立ってくる。吉永小百合は、生活のために旅をし、旅芸人ゆえに恋をする余裕もなく、女ゆえに明け方行動すれば…
>>続きを読む当時18歳の吉永小百合がなんと可愛らしいことか。学生役の高橋英樹はガタイの良いイケメン。お似合いだが、身分違いゆえに結ばれない。わかりやすいほどに哀しいメロドラマです。最後の桟橋での別れ、ベタだけど…
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