おおなり

パリの恋人たちのおおなりのレビュー・感想・評価

パリの恋人たち(2018年製作の映画)
4.0
独白のナレーションによって説明がなされるスタイルは父フィリップ・ガレルのものを引き継いでいるのだろう。ラストの無言の数十秒の中にこの映画の全てが詰まっている。表情、行動、立ち位置…
恋焦がれる男(ルイ・ガレル)の車に乗り、自撮りをすることで快楽を得る女、村上春樹の『シェエラザード』(『ドライブ・マイ・カー』で挿入されていた話)の女子高生を想起させる。