KingKazukiManji

プロメアのKingKazukiManjiのレビュー・感想・評価

プロメア(2019年製作の映画)
5.0
昨日でTRIGGER10周年というツイートを見たので、久しぶりに鑑賞。やっぱり”プロメア”は面白い!!!何を取っても最高としか言えない。

やっぱり今石洋之は、アニメシリーズも上手いんだけど、映画にすると更に化けるなと。絶対映画作ったら成功すると思ってたけど、その通りだった。彼は西海岸的な発想の持ち主で、つくり手だって中島かずきが言ってたけど、正に本作はハリウッド映画のエンタメも超えるんじゃないかというほどのエンターテインメント大作に仕上がっていたものだ。中島かずきの脚本は、今石洋之と相性が良すぎ。この2人が起こす化学反応が最高すぎる。それは過去にも証明済みなのだけど、”グレンラガン”にしろ、”キルラキル”にしろ、2クールの途中で、なんかちょっとダレてる印象があったけど、本作は1本の映画なんで、中だるみを起こさず、最後まで最高潮の盛り上がり方を見せて終われた気がする。

本作では、主演の3人を、声優ではなく俳優を使っていたので、公開するまでそれが裏目に出るかもと思っていたが、まったくそんなことはなかった。中島かずきは、劇団☆新感線で、座付き作家として活躍していたので、そこの人選はほんとに素晴らしいものだった。

音楽も素晴らしかった。澤野弘之の音楽は、まあTRIGGERと合うなと。Superflyの覚醒も演出と歌がまぁ合うなと。

“プロメア”は、個人的にダメな所がひとつもない、完成されたエンタメ映画のお手本のような作品だと思ってる。しかしながら、こういうエンタメに極振りした映画は、たとえば例をあげると”スコセッシのMARVEL論争”のようなに賛否両論を巻き起こすことは必然なのだが、僕はこういう映画が大好きだ。

勢いが全てをかっさらう映画なのでによっては刺さらないと思うが、僕みたいに刺さる人には、深く刺さる作品だと言える。

僕は公開当時に映画館で見たが、やはり家で見ると少し勢いが損なわれるというか、迫力が足りないなと思った。
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