平田一

プロメアの平田一のレビュー・感想・評価

プロメア(2019年製作の映画)
4.3
一心不乱に燃やし尽くして、呪縛を消火だ!命を救え!『プロメア』を要約するなら、まさにそんな感じだった。

クレイの真実を知ってもなお、"アンタがオレの恩人なのは変わらねえよ!"なガロの気概は、非常に単純明快だけど、まさにあれこそ消火魂!見ててひたすら惚れ惚れやった(だからクレイも本音を出せた、というのが見ていて感じました)。

クレイも何かヴィランというより、弱さに苦しむ人間だった。強い力は備えているけど、それゆえ翻弄されるジレンマ。ガロの羨望の眼差しすらも罪悪感を加速させる。そこに苛立ちつつもどこかで、喜びを感じる瞬間。堺雅人はボクらに見えない"クレイの過去"さえ芝居に宿して、やっぱこの人天才なんだと全身が実感しました。もうトータルでスゴかったし、スゴすぎて感動したよ!

ヒロイン・アイナは強くて可愛い!ルチア姉さんは素敵な科学者(マッドの分類ですが)wマトイテッカーで大爆走する姿なんかもはや歓喜!V8が大爆走するマッドマックス以来レベル✨

喋り足りないことは沢山。でもこれだけは絶対言える!燃えたいなら今すぐ見ろ!そして何かをいっぱい感じろ!

これは"感じるアニメ"だからだ!
平田一

平田一