頭を空っぽにしましょう、きっとこの映画をより楽しむことができます。
「こんなの堺雅人以外のなにものでもないじゃん」と不安だった前半。堺雅人が叫ぶ、ロボットが宙に舞う、爆発が容赦無く起こる、とスクリーンにおいて動いていないものがないくらい忙しくストーリー展開されていく後半。映像美とアクションと独特な世界観が見事にマッチしていて、観ていて飽きない映画でした。
ただ、メッセージ性もあり、その受け取り方は観た人の人数分だけあります。もちろん自分の感想とは違った感想や考察を読むのは面白いことですが、今作についての自分の考察をさも正解のように振りかざしている人を見て、こうやってちまちまとレビューを書き連ねている身としては、読む人に影響を与えすぎない言葉を選んで、読む人が純粋に作品に少しでも興味を持ってもらえるように書いていきたいと改めて思いました。
