このレビューはネタバレを含みます
まず作画が劇中通して凄まじい。
あまり使いたくはないがアニメでよく言われる『神作画!』が全体に施されている。
また戦闘シーンの音楽がかっこいい。
序盤ですでにクライマックスを感じさせるぐらい仕上がってた。
話はマッドバーニッシュと言われる突然変異で炎を生み出す能力を手に入れてしまった人間がテロを起こすところから始まる。
マッドバーニッシュの能力を嫌う人、能力を持ってしまったことに憂う人、能力を利用しようとする人、さまざまな思惑が交錯しながらストーリーは展開されていく。
ちょこちょこダサいとこはあるが、音楽と作画で補っている。ダサいところも味として受け止められる。
1つ気になったのは、堺雅人とクレイの声が合っていなかったと感じてしまったところ。堺雅人が悪いわけではなくて、半沢直樹やリーガルハイの印象が強いせいか、大柄で悪なキャラに違和感を感じてしまった。
マッドバーニッシユが最初は悪だと思って観ていたが、全員がそうではなく迫害を受けていたり、
クレイも悪役として出てはいたが、半年後に人類が滅ぶことを知り、少数でも人類を生きながら得ようとしていた人物であり、ガロ達も特に対策や考えもなく、クレイがしようとしたことを止めた者である。誰が正義で悪なのか、考えさせられた。