プロメアのアザラシのネタバレレビュー・内容・結末

グレンラガンもキルラキルも最後まで見てないけど、質の高いアニメだと思った。配色がかなりギラギラしててめちゃくちゃ面白いし、この点だけでも他のアニメと一線を画してると思う。パワパフガールズとか彷彿とさせる蛍光色で、好きな人はきっと大好き。戦闘シーンはアングルがグルグルするけど、想像力で補いながら見るとなんとなく動きが追えた。文字がドーンバーンってなるの、トリガーのオハコだけど、めっちゃカッコ良い。

音楽がめちゃくちゃかっこよくて、しばらく見るまでSuperflyってことに気づかなかった。日本語の映画に日本語歌詞の曲流す手法あんまり見ないし、失敗すると歌詞が頭に入ってセリフが入ってこなくなるけど、この映画はそこのところの演出をうまくやってる気がした。

ストーリーに関しては、やや御都合主義的な感は否めないけど、観賞後スッキリするのでそれはそれでいいのかなと思う。でも、差別される側とする側が手を取り合って、地球を平和にする、しかも誰も犠牲を出さないって、よく考えたらかなりメッセージ性強いし、現代社会に通じるものもあると思う。そういうことが言いたかったのかな。

声優陣は、あまりアニメでは見かけない方もいたので新鮮だった。クレイはめちゃくちゃ堺雅人だけど、堺雅人の声好きなので万事OK。リーガルハイの次ぐらいにバカってセリフが多いと思う笑。古田新太は全然気づかなかった笑。

十代ぐらいだと、ご都合主義なアニメに対して「そんなうまく行くわけないじゃん」とひねくれていたけど、大人になると正直で真っ直ぐな主人公に胸が熱くなったりする。他のトリガー作品も見てみよう。