生まれつきの病気で無菌状態のカプセルで過ごす娘サラ。突然パリを覆う猛毒の霧の発生。設定は大好きなSFで、もーすっごくわくわくして見始めた。
娘を救うために酸素マスクを被って特殊スーツを取りに行ったり、屋根づたいに進んだり、、とハラハラする展開も◎。パリの街が霧に覆われているのも圧巻。
なんだけど、、ん?と引っかかるポイントが多すぎて(笑)
まず 霧を素手で触るところに危な!とびっくり。まあ触れられることに気付けないと物語が進まないんだけど(笑)
車やバイク転がってるのに ひたすら徒歩で頑張るところとか、凶暴な犬だけは毒の霧の中元気だったりとか、1時間で数センチ上がるはずの霧そんなに上がってないとか、ちょいちょい引っかかったけど まあ映画だからと自分を納得させて観た(笑)
そしてラストはまさかこう来るかとびっくり。(笑)誰かが星新一のショートショートみたいだと言っていたけどまさにその通り。
老夫婦の関係性がとっても素敵だったり、子どもの為に自分の命をかけたり。究極に追い詰められたときに相手を心から思いやる愛はすごく切なく美しいものになると感じさせられる。