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第三夫人と髪飾りのjocxのレビュー・感想・評価

第三夫人と髪飾り(2018年製作の映画)
3.5
19世紀のベトナムの片田舎、絹で財産を築いた富豪、一夫多妻制は時に14歳の少女ですら犠牲になる。それぞれの夫人の立場が華やかそうにみえて、悲しい。そして秘密を各々抱えている。映像が美しく、何か象徴的でエロティクな趣きさえあるが、冷静にみれば性奴隷だ。力仕事や家畜の世話、夜は主人の欲望に任せ男の子を産むまで奥様と認められない。特に息子に嫁いだ若き少女が1番悲しい。なかなか映像では表現されづらい女性のタブー。台詞が少ない分映像から観る側に解釈が委ねられる。1人で観だ方が消化できる映画。
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