mari

第三夫人と髪飾りのmariのレビュー・感想・評価

第三夫人と髪飾り(2018年製作の映画)
3.3
淡い色に包まれた美しい桃源郷なのに、
ずっとどこか悲しくて、ずっと血生臭い。

妊娠や生理や血にトラウマでもあるの?
っていうぐらい描写がキツくて
静かにちょっと苦手。

男性との会話をほとんど排除して
愛してる、もありがとう、も日々の会話も何もなく
夜を共にする時もただ支配するように
眺めるような、上からただ物を見るような感じが
女性を産むための入れ物として扱ってることを
淡白に無感情に表現していて、
この生活に何の意味があるのかよくわからなかった。

その違和感や悲しさを感じ取って
大人になったら男になりたい、と
強い眼差しで立ち向かった人がいるから、
時代や風習は変わっていくのだと思う。

どんなに美しくても
こんな桃源郷に住み続けるなんて無理。
mari

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