このレビューはネタバレを含みます
「遅咲きなだけよ」
「一緒にいるのにお金はいらない」
主人公家族のセリフが沁みた。
過去の後悔を金で取り戻せると勘違いして道を踏み外した主人公が、土壇場で本当の意味で再生できて良かった。普通にバッドエンドしか見えてなかったらハッピーエンドで安心した。主人公の人生を遅咲きの花に掛けてるのはもうアッパレとしか言いようがない。
時間だけは金で買えないから、本当に大切にすべきことだけは見失わずに生きていきたい。そんな気持ちにさせてくれる傑作だった。
90歳のイーストウッドが言うからこその説得力だった。