カルピス

運び屋のカルピスのレビュー・感想・評価

運び屋(2018年製作の映画)
5.0
あれ?あれれ?
このオープニング…映画間違えたかな?
って思うほどなんか予告編にあったような張り詰めたサスペンス感がまったくない陽気とゆうか、爽やかな始まり方。

そして、すぐに登場するクリント・イーストウッド!
なんか、いつものイメージだと眉間にシワを寄せて、悪態をつくキャラクターかと思いきや、悪態を言うけど、でもそれは楽しい会話のジョークの様な悪態で、物腰の柔らかいみんなとフレンドリーなお爺さんとして登場してとてもビックリ!
こんなクリント・イーストウッドが観れると思わなかったです。

さらに物語の展開も、映画の予告編だと運び屋として仕事して、「トランスポーター」みたいについ荷物を見てしまって、慌ててのノンストップな展開になるのかと思いきや!!!
全然違ったー!

本業と家を失い、孫娘の結婚祝いパーティーで知り合った男から運び屋の仕事を紹介してもらい、そこから運び屋としての人生が始まり、何回も運び屋の仕事をこなして、最後は予想のつく展開で終わるのですが、ゆっくりと運び屋としての人生と、今まで本業一筋で生きてしまったが為に、家族と離縁してしまった再生の物語を丁寧に描いてる作品でした。

でも、笑えるのが、このお爺さんメチャクチャ元気なお爺さんなので、運び屋としてお金をガンガン稼ぐので、さり気なく女遊びもしまくってました。
3Pがお好みな様で、朝まで元気なお爺さん!
若いぜクリント・イーストウッド!

予告編の様なハラハラドキドキ感を期待すると、アレ?ってなりますが、でもさすがクリント・イーストウッド監督、このじわじわくる面白さ、歳を取った分だけの噛めば噛むほど美味しいみたいなじっくりとした面白さがたまりませんでした!
役者さん達も豪華ですし、良いキャラクターが多いです!
そして、ポークサンドイッチ🥪が美味しそうでした!!
必見!!
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