きなこもち

運び屋のきなこもちのレビュー・感想・評価

運び屋(2018年製作の映画)
3.7
家族も仕事も失ったアールは麻薬の運び屋を始めることになるが...

とてもシンプルなストーリーですが、メッセージ性はかなり強い。

「お金で何でも買えたのに、時間だけは買うことはできなかった」

「家族が一番大事、仕事は二番目でいい」

この映画で伝えたいことはここでしょう。

家では何もできない自分だった、だから仕事で賞賛を得ることに価値を置いていたアール。

そんなアールに対して
「お金なんて必要ない」と話す奥さんの強い愛が感じられ、後半はもう涙ほろり。

年を取り、長年生きて死に近づいたアールと奥さんの一言一言に重みが感じられました。