翔

運び屋の翔のレビュー・感想・評価

運び屋(2018年製作の映画)
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2019-15

 造園の仕事に没頭し家族を顧みてこなかった主人公アール・ストーン。娘の結婚式をすっぽかした事で、彼は妻にも娘にも見捨てられていた。
 それから年月が経ち孫娘が結婚することになるが、農園が潰れ収入も無くなっていたアールはお祝いをすることができない。
 偶然知り合った男から麻薬の運び屋の仕事を紹介されるアール。そして彼は運び屋の仕事を繰り返すようになるが、その麻薬の販売ルートはDEAの捜査官から目をつけられるようになっていた。

 イーストウッド監督作品にハズレ無しと信じている私だが、それを裏切らない良質な作品だった。
 現実のニュースを基にした90歳の麻薬運び屋という目を引く設定ではあるが、映画の真ん中にあるのは仕事で顧みなかった家族との話。
 「しくじり続けた」「だけど最後には正せたんだろう?」
翔