"老害の法則"
痛恨の劇場鑑賞記録漏れ。
老害という言葉が嫌いって人もいますが、老害は老害です。(キッパリ)
ただ、本作のイーストウッドはどうしようもないのに可愛いから困るんです。勝手に寄り道しといてアメリカ一美味いポークサンドをカルテルに食べさせる件とか、カルテル同士が揉めてる横でリップクリーム塗り出す件とかどうしようもないのに可愛い!笑
ダメダメなのに最後はなんとなく許される、人好きするバカっていますよね。
帰還兵で肝が座っていて差別的発言を平気でしちゃうとこは『グラントリノ』と同じですが、そこにこのダメさと可愛さがトッピングされた役が再び監督主演を務めた理由じゃないかと思っています。
女好きなとこもリアルのイーストウッドですよね。笑
観る前は『悪の法則』『ナルコス』『ボーダーライン 』等のような麻薬戦争ものを期待してたので、カルテルがこんな甘いわけないよな…と少々面食らいましたが、劇中なんだかんだでアールを許しちゃうカルテルのようにこれはこれでよし!と思った次第。
(とはいえ重罪なので、なんとなく許すムードはどうかと思う)
DEAは大して働かないのにキャストがムダに豪華。個人的には『ナルコス』でもDEA捜査官を演じたペーニャ1人で良かったような気がします。(『アメリカンスナイパー』繋がりでの出演はわかりますが…)
あと、ローレンス・フィッシュバーンが上官で出てくると急にチープに見えてしまうという…
実の娘のアリソン・イーストウッドがクリントを罵るシーンの演技が全く演技に見えなかったのは気のせいでしょうか。