ささやんでどうでしょう

運び屋のささやんでどうでしょうのレビュー・感想・評価

運び屋(2018年製作の映画)
4.3
早稲田松竹(¥1,300)二本立て一般料金
麻薬を扱う作品の多くには、暴力や殺人のシーンが多いものだが、この作品は1回だけだったような気がする。家族や退役軍人会の為に良い顔をしたいがお金はなく、軽いバイト感覚で仕事を始める。稼ぐその手法はコカインなどの違法薬物を題名の通り「運ぶ」仕事の対価としてのものだ。
薬物にまつわる組織内のいざこざは、劇中出てくるものの、メインは家族に対する想いによって構成されていく。しかも、テンポ良く!最後、逮捕され裁判にかけられるのだが、そこで家族がやっとまとまったような気がするとともに何故か温かい気持がわいてきた。