Tig

運び屋のTigのレビュー・感想・評価

運び屋(2018年製作の映画)
4.3
観たけど記録忘れてた作品。
牧歌的な雰囲気が徐々に不穏に支配されていく様が印象的でした。(そらそうだって感じですが…)断片的な記憶ですが、
とかくイーストウッドとギャングの掛け合いが和みました。思っていたより重くないというか序盤〜中盤にかけてはなんか可愛らしい映画だなとすら感じた次第。
ただ観終わった後には一転して一人の男の人生の悲哀を厳粛に受け止めている自分がいました。
本作からは「栄枯盛衰」「後悔」「不可逆的な過ち」という誰にでも起こり得る普遍的な感情や人生の道程、それに起因して更なる業を背負ってしまう男の生き辛さが描かれていてめちゃくちゃ感じ入るものがありました。自分が観たことのあるイーストウッドの映画の中で一番刺さった作品かも知れません。
ダイナー?でのイーストウッドとブラッドリー・クーパーの会話が自分の中では本作のハイライト。
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