toshn

アートのお値段のtoshnのレビュー・感想・評価

アートのお値段(2018年製作の映画)
3.9
現代アートが好きなのでとても面白かった。
現代アート、なんでもありの世界だから面白いが、ブレイクしている作家と食えない作家の能力の差は紙一重な気がする。ウォーホルあたりから、クーンズや村上隆など制作現場がプロダクション化してしまった点には幻滅を感じる。
この映画を見て現在の現代アートのマーケットはバブルだと確信した。
アートが超富裕層の資産ポートフォリオの中に入ったがために価格は高騰。コレクターが古典的な名作よりも自分の時代の名作を発掘したいという心理もわかるが、アート界のバイヤーとかキューレターがそれを食い物にしている感じ。
現代アートは当たれば大きいがキャンバスや絵具など材料費がかかるのが大変。白髪一雄もそれで苦労してたもんなあ。
toshn

toshn