三木監督の初期短編目当てで購入したDVDに本作が収録されていたため、鑑賞。
免許を取り立ての主人公・わかば(演:星野真里)は、恋人(演:高橋一生)をドライブに連れていくが、なかなか、運転が上手くいかず……。
才能ある監督と俳優が株式会社ROBOTと組んで、制作したショートストーリー企画「pieces of love」の一編。
これ、また、短編映画ならではのアイデアが光る作品。
劇中のほとんどを車内前方のカメラから捉えつつも、親しい2人の会話で惹き付ける一種のワンシチュエーションもの。
ガソリンスタンドの店員役として、ヨーロッパ企画の永野宗典さんが登場するのは、彼を知っている自分にとって、嬉しいサプライズだった。
タイトルは主人公の名前と、若葉マークをかけたダブルミーニングなのだが、それがしっくりくる、なんとも、ほろ苦いラストが印象的。
些細な会話が愛おしくなる見事な構成に心を掴まれた。
参考
pieces of love
https://www.robot.co.jp/special/pol/