異質な父親に育てられてしまった歪みなのか。
一番輝くはずの時期に自己肯定感皆無で育ってしまった可哀想な女の子のお話。
といっても、キャリーとかブルー・マインドとかRAWとか、その辺りの少女の多感な思春期を描いている作品に他ならないので、そこまで目新しさは無く。
お話の運びも見え見えなのに、それでもなぜか目が離せないのはインディアちゃんの為せる技かと思う。
それだけ華があり、とにかく美しい。
眼差し一つ取っても力があり、お芝居もさることながら、マリア役への説得力に、美貌が一役買っているのは間違いない。
美しさは力であるということをまざまざと見せつけられた。