後のチンギス・ハーンとなる青年テムジンと、魔界を覇権を企む魔王との宿命の対決を描いた中国製のファンタジーアクション。
チンギス・ハーンの伝説を大胆に脚色していますが、余りにもファンタジー要素が強いために史実を期待した人は置いてけぼりの作品…。
チンギス・ハーン伝説＋ロード・オブ・ザ・リングと云った世界観。
チンギス・ハーンはよく知らないのですが、史実はどれだけ描いているのだろうか…。
大草原の映像など大自然の描写は綺麗で素晴らしい。ボルテ役の女優さんも可愛い。人口のるつぼ中国、人海戦術を駆使した合戦シーンは迫力あり。
個人的に誉めるところはそこだけで、ファンタジーが強めなのは演出と割り切るも、収拾が付かない感じで終始に渡って取っ付き難さが漂います。
アクションは昔ながらのワイヤーアクションとＣＧを融合した今どきの中華アクションと行った感じでまずまずは楽しめますが演出が過度で醒めてしまいます。
展開的にも同じ事の繰り返しに感じてしまいますし、テンポも良くないのでこれで１３５分は長いですね。
漫画チックな荒唐無稽なファンタジーアクションがお好みなら楽しめると思います。個人的にはイマイチな作品でした。
まとめの一言
「痴情のもつれ」
