SYU

クワイエット・プレイス 破られた沈黙のSYUのレビュー・感想・評価

4.0
2021/06/22
2021年49本目(劇場12本目)
監督ジョン・クラシンスキー
エミリー・ブランド
キリアン・マーフィー
ミリセント・シモンズ

【世界が一変した日】

音に反応し襲いかかる怪物達が跋扈する世界で、生き残りをかけて決死の闘いを繰り広げる家族の姿を描く、大ヒットサバイバルホラーの第2作。

待ちに待っていた作品、まずはついに公開されて嬉しい限り。

やはり面白かったです。

衝撃的なオープニングシーンが秀逸、
前作で、ある程度怪物の弱点は明かされているが、更に今作では奴らの新たな生態が明らかにされていく。

前作では、言う事を聞かない長女がM・シモンズの演技力も相まってイライラさせていたが、今作でもその設定は継承しつつ、子供達が強く、勇気を出し覚醒していく姿が見事でした。

もちろん、前作同様、静寂と突然の音、BGMの上手さも加わったホラーシーンの恐ろしさも健在、声をあげたくなる痛みのシーンもあり息を呑みます。

子供達を守るため更に強く逞しくなっていく母親役のE・ブラントに加え、今作ではC・マーフィーが登場しその存在感が物語に緊張感を与えてくれます。

今作では怪物達の造形がはっきり見えてくるのが特徴的、個人的には「ヴェノム」にしか見えませんでしたが。

前作を初めて見た時ほどの衝撃はありませんでしたが、それでも今作も十分面白かった一本、やはり劇場で見るホラーはいいです、ネット情報では既に3作目の製作が決定しているとの事、J・クラシンスキーは監督を交代するとの事だが、この物語の結末を是非見届けたいです。

"世界を救うかもしれない少女"
SYU

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