1作目から引き続き、落ち着いた演出でしっかり魅せる良質なホラーとして、ハラハラしながら楽しめました!
まぁ「音を出したら即死」という設定をシンプルに研ぎ澄ませた1作目と比べると新鮮味は少し落ちましたけどね…。
前作と違う風に話を動かしていく都合上、行動範囲が広がって緊張感が薄れる部分もありましたが、その辺はある程度は仕方もないのかな。
家族愛の要素が強い作品テーマは前作からしっかり継承してて、今度は母親の強さだけではなく、子供たちの強さを感じさせる。
もはや主役はエミリー・ブラントではないよね、と感じさちゃうくらい。
子供たちが極限状況の中で、いかに強くなって家族を守るか。
ここに前作とはひと味違った家族愛を感じられたのが良かったです。
前作と異なり、今回は家族が別行動もして、それぞれが危機に晒されることになるが、その様子を二限中継して起こっていることをリンクさせて見せる演出は工夫がありました。
別の場所にいるけど、家族が同じように音を出すまいと息を潜め、同じタイミングでモンスターと対峙する。
離れていても同じ状況を共有させることで、常に家族の繋がりをしっかり感じさせていました。
クライマックスは特にその演出も生きたし、畳み掛けるように緊張感が増し、心の中で「早く!早く!」って叫びまくるくらいにドキドキしちゃいました。