『私ならみんなを救える。父さんみたいに』
前作で、夫を失いながらも計らずしてモンスターの弱点を知ったアボット一家は、その武器を手に新たな家を求める旅に出ます
前評判があまり良くなくて期待してなかった(続編の宿命ですわな)こともあるんですが、個人的にはめちゃくちゃ良かったです(´◡͐`)
何せ熱いものが頬を伝うくらい良かったです笑
一つはキリアン・マーフィーの円熟した素晴らしい演技ですね
言葉少ななんですが、傷心、諦め、そして、父としての再生、そのそれぞれの表情が本当に素晴らしい
二つ目は成長物語としての捉え方です
うちの子もどっちかっていうと気が小さくて内弁慶なところがあって、すごく心配した時期があって、でも、私達にいいところを見せようと多分頑張ってるんでしょう、運動会で金メダル取ったり、太鼓の発表会でセンターやったりするんですよ
その姿ってもう私の知ってる子じゃなくて、なんか、勇者とか戦士なんです
家だと口ばっかり達者なのに、いざ人前だと小さくなる我が子に後光が差しとるわけです
その感動たるや
やはり、前半の余計なことしがちなホラーあるあるからの、後半の子供達の活躍の対比、そして感動的な演出の見事さだと思いました
何となく3部作感が出てきましたが、そんなに仰々しくする必要がないので、この淡々とした、ある一家の黙示録として作られたらいいなぁと思っています