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蜜蜂と遠雷のnaitのレビュー・感想・評価

蜜蜂と遠雷(2019年製作の映画)
3.9
予告が公開されたときから、
4人のピアニストが激突するんだろうと
公開を心待ちにしてた一本。

想像してたのとはちょっと違いましたが、
大好物の『天才の領域』を垣間見せてくれるアレでした。

音への並々ならぬこだわり
(邦画には珍しく7.1Chドルビー)
劇場で観賞しなければ魅力は半減すると言っていいでしょう。

天才の領域でありながら、きちんと努力を重ねてるのが、非情に好感持てるワケです。4人ともばっらばらな人生を歩んでいながら音楽への想いで自然と繋がるのは
やはり努力してる人だからこその世界なのかもしれません。

キャスティングや、撮影監督が外国人の方ってこともあって、いい意味で日本人映画の枠に捕らわれてない。
主演の1人松岡茉優は言うに及ばず、
やはり今日本の中堅手前に位置し始めてる松坂桃李の上手さに、ベテラン勢にもかかわらずセリフの殆どが英語でありながら、存在感を放つ斉藤由貴など、俳優陣の見所も満載。

エピローグも素っ気ないかもしれないが、
これぐらいスパッと終わってもいいと思う。最近はだらだらと後説明し過ぎなんだよ。
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