連弾って凄いな。ただの合奏とは違う、一つの楽器を使った濃厚なコミニュケーションであり演奏である。本当にどの連弾シーンも美しくも、無邪気で淫らな気もして見てはいけないものを見ている気恥ずかしさのようなものすら感じてしまった。それぐらい素晴らしいシーンだった。
世界は音楽に溢れている、それは聞く人の心持ちというか耳の感性にも依るのだろうけど、蜜蜂の小さな羽音も、遠くで唸る雷の音も、全てが自然が奏でる音楽であるというか、そう届く自分でありたいなあと思いました。
あと、導入部分、レポーターのセリフとか使ったりして流れるように状況説明していくのがめちゃくちゃ上手いなーって思った。とにかくキャスティング、脚本、演出、編集、音楽、すべてのクオリティめちゃ高い。地味すぎる気もするけど、すごく評価されて欲しい映画です。
