クラシックとピアノは三度の飯より好きで原作もかなり感動したので楽しみだった。原作をどうやって2時間で表現するのか疑心暗鬼だったが、想像通り厳しかった。あの複雑な人物の絡みを映像化するなら長編ドラマがよかったのでは。一次や二次予選の名曲はほぼカット。ピアノの響きに現れる登場人物の個性表現もイマイチ。スピーカーを通してる時点で神のような音は表現出来ないと思う。それでも映画化させてくれた事には感謝なんだけど。
オケもので毎回思うのが指揮の酷さ。まともな指揮者の演技を見たことが無い。ましてやコンチェルトなんだから尚更。ピアノは上手く演技できてるのに残念。
収穫はプロコフィエフ3番をしっかり聴けた事。彼の曲は苦手だったが面白さを見つけたのでしっかり聴いてみよう。弾けないけど。